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「自分には波乗りしかない」

あの日を境に

もの凄いスピードで時間が過ぎてゆく。

自分自身

ここまで心が不安定になったことは

過去になく

これから

どうのように生きてゆけばよいか?

どのように大事な友人、知人と接することができるのか

わからないまま暗い気持ちで

ただただ

時間だけが過ぎていったが

ここ数日

自分というものが見え始め

やっと自分自身のことを初めて把握できたような気がする。


今書いていることは

賛否両論

いろいろとぶつかることは避けられないし

人それぞれの考え方があることでしょう。





ふざけた遊びと捉えるか

それとも

自分の人生になくてならいない

必要な糧と捉えるかは自分で決めること




宮城のサーフィンを開拓した父のもと

多くのサーファーに囲まれ

サーフィンという存在が当たり前の環境で育った私には

いままで考えたことはなかったが

海、波乗りのない生活は苦しく

私には

海がないと健全な人生は送ることができないと感じる


両親を千葉へ送り届け

その日の夕方

お世話になっている

親しい友人の勧めもあり

あの災害のあと初めて千葉でサーフした。

サーフボードにWAXを塗ることすら新鮮に感じ

サーフボードを抱えウェットを着ただけで満足感を得たが

海が近付くにつれ

砂浜を歩いているときには

体は硬く重くなり

凄く海が怖くなったが

海に手、足を踏み入れパドルした瞬間

嘘のように今までのモヤモヤが吹き飛んだ。




癒された。





海に帰ってみて

改めて私は自然の中で生き

生かされているか思い知らされた。




今回の災害では多くの尊い命が奪われました。

波乗りをしている人も

波乗りしていない人も

このブログを読んで

私のことを

なんと不謹慎な人間かと思われるかもしれません。


もっともっと私よりも

怖い思いをした方もいらしゃるかと思います。




あの日の地震、津波を経験しましたが

それでも

自分には波乗りしかない

とても大切で大事なもの





あの日

千葉での波乗りがなければ

私は

あの出来事、ショックからここまで立ち直ることが困難だったかもしれない。




波乗りを通じてできた

日本各地の年齢など関係ない

友人たち

ベアフットの皆さまや

3オーシャンのみんなから優しく励まされ

受け入れてもらえ

凄く元気になることができました。





綺麗な海で

朝日や夕日、自然の変化を観て感動することを忘れずに

この災害で尊い命を失ってしまった方たちの分まで

力強く生きて

これからの人生を家族と共に送りたいと思う。






父は常々

「自分には波乗りしかない」と言っていたことが

ここ数日に私の心にも芽生えた

こんな時にサーフィンなんてと

他人に批判されようとも

何を言われても自分という物を大事にしたい


自然のことは全く理解できていないが

自然の怖さは誰よりも感じました。





私のことを支えてくれている多くの友人、知人の皆さま、

そしてベアフットの皆さまに感謝します。

ありがとうございます。


東北の復興に尽力されている地元、県外、海外の方々にも感謝します。



「自分には波乗りしかない」_d0119852_2303831.jpg

by barefoot-s | 2011-04-03 02:07
<< Budiasa present... ありがとうございます。 >>