ここ何年か、自分は謙虚にサーフすることを忘れていたようだ。
以前は仙台新港が炸裂している時は1人でやることが多く、経験を積み何か掴めたようなつもりだった。
嬉しいことに最近は若手プロサーファー、若手ローカルサーファーが育ち仙台新港のレベルが以前とは比べ物にならないほど、格段に上がりはじめている。
特別な日になると、仙台新港ではコテンパンに喰らって、巻かれて、上手く乗れなくて…
加えて今時期は冷水、強冷風の恐怖。
午前、午後と自分のタイミングで2Rサーフし、夕方海上がりにベアフットで熱いシャワーを浴びながら、乗れない悔しさ、モヤモヤとパーリングやワイプアウトで叩きつけられた身体中の痛みとアドレナリンか?若干交じっているのか、気分が高揚しているのがわかる。
だが、止めようとは全く思わない。
強烈な波だからこそ、難しいからこそ、乗れるようになりたい。
この日、沢山学ぶことが出来たようだ。
謙虚に、欲を出さず、周りを見渡し海に、仙台新港とフィット出来るようになりたい。
あの日ベストな波をキャッチするにはもっと左側の手前だった。
長年新港でやってきて、ここ最近は違うピークを探していたが、やはり新港の良い波はあの付近が間違いないようだ。
つい、みんなのサーフィンを観ていると自分も…と思いがちになる。
ふと冷静に、そうじゃないと思えるようになった。
余計な欲が観察する力を邪魔している。
自分のサーフィンの師が、いつの日か心技体と言っていたことを思い出す。
次は謙虚な気持ちで海に向き合うことにしよう。