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亘理町荒浜ベアフット跡地についての噂、中傷について

1990年から2011年東日本大震災の津波が押し寄せるまで、荒浜河口南側ビーチフロントにベアフットサーフがありました。
長い時間をかけ塀を作り、壁に色を塗り、植物を植え、ベンチ、パラソルなどレイアウトし県内、県外から多くのサーファーが集う場所になりました。

2011年3月11日の東日本大震災で自宅、店舗の全てを津波に流されてしまい、知人や仕事を頼りに私たちは湘南に引っ越しました。

地元を離れることに対して家族全員で悩んだ結果、苦渋の決断でした。


その後、私達は湘南からベアフット再開を目標に亘理町のプレハブ仮設住宅に入りました。
当時、亘理荒浜エリアのビーチ沿いに(注1)復興の兆しはなく、ニュースでは放射能の高い数値が検出するなど問題も。


刻々と時は過ぎるばかりの状況でした。
私のサーフィンのルーツでもある仙台新港近くにベアフットサーフを移転させ、2013年に営業再開となりました。

亘理荒浜の町作り、復興の話は時間の経過と共に徐々に計画となり、サーファーの方々も整地、駐車場スペースなど
心待ちにしている方々がとても多くいたと思います。
私たちも皆様が安心して停められる駐車場の件に関しては心から望んでおります。

計画ではまず、砂浜に平行し巨大な防潮堤を作り、キャンプ場、公園、パターゴルフ場などが防潮堤付近に
予定されました。
震災前ビーチ沿いにあった20件近くあった家屋は災害危険区域と認定されたこときっかけに、
私たち以外の方々は土地を手放すことになった。
(土地は亘理町が買い上げることになった)

亘理町からは災害危険区域として住居としては認められないが、店舗としては認められ正式な手続きのもと、
問題なくそのまま土地を残すこととなった経緯があります。

しかし復興の進行が進むと同時に、何故か私たちが復興の邪魔をしていると根も葉もない噂話が広がった。

私はベアフット荒浜店を再生することができない以上(注1)、せめて思い入れの強いビーチの目の前の土地だけは
手元に残し、理想はお客様がくつろげるスペースになるような場所にできるような土地にしたいと、
残すことに決めました。
土地の所有についても亘理町からも許可をもらった状態なので、邪魔になることは無く、
立ち退き問題そのものが存在していないので、誹謗中傷されている内容とそもそもケースが全く違う話です。

ここ数日、おかしな事に亘理町も知らないとされる計画がサーファー同士で海で話合われていることを耳にした。
その内容は、(注2)今期、亘理町長が交代されたことで、かさ上げされている土地に仙台新港のような
駐車場にする計画があるが、計画を実行する上で私たちが立ち退かずに工事が遅れている話になっている...
そんなことを耳にしました。


確認の為、8月7日午前、役場に足を運び計画について確認に行きましたところ、現時点ではそんな計画はされていない。
駐車場としての要望は出ているが現在は計画の段階でもなく、なぜそのように内容(注2)が具体的であるかのように広まっているの逆にわからないと亘理町都市建設課の見解でした。


亘理町に確認しても私たちの土地の問題で復興の妨げになるようなことは一切ありません、と説明されたが、
何故か私たちは、こういった話の中心で、何年も悪者扱いにされた。
これは完全に営業妨害です。

被災し自分たちのベストな方法を模索した結果に対して、面白おかしく中傷誹謗されることになり、
結果、ベアフットユーザー様も、亘理荒浜に行きづらい、邪魔をしているような店には関わりたくないといった方が
現れ,業務にも大きく影響が出ました。

これだけ亘理荒浜に愛着を持ち、大事にしている場所、思い入れの強い土地を手離さずにいる中で、未だに誹謗中傷は続いています。

まるで被災し困っている自分たちを嘲笑うかのように、人から人へ


復興というセンシティブな名の元、悪意のある様々な噂があることは耳にしてきましたが事実ではないこと、噂を流す人達に直接反論する機会が無かったことが現状です。

今回、事実関係を踏まえて公表することにしましたのは、事実と異なる駐車場という具体的な案件(注2)に付随しての誹謗中傷があった為です。

最後に「亘理荒浜ビーチサイドが整備され完成された姿を人々が目にした時に間違った噂であったことが確認できるのではないでしょうか?工事が遅れているのはベアフットサーフ跡地の一画の問題ではなく、工事に必要な予算、土が足りずに遅れている状況です。」との言葉を亘理町役場の方からいただきました。


ベアフットサーフ代表 越後一雄

by barefoot-s | 2018-08-10 13:19 | ベアフットサーフ
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