プロサーファーとして数々のサーフボードに乗ってきましたが、その時代は完全にショートボードが主流でその他、ロングボードのみ。
選択肢は大きく分けると2択。
今や万能と重宝されるミッドレングス。ベアフットでは1980年代から店頭に並べてあったようたが、当時はファンボード、ビギナー用とカテゴリーされ、
一般受けは非常に低く、サーフィンをスタートしたいと来店された方にご提案するも、普通のボードが欲しいと、他店に流れていく方がほとんどだったようです。笑笑
普通というのは、ショートボードの事ですね。
下の写真は久雄叔父さんがハイラインを滑走中の写真、80年代、ミッドレングスですね。
ドミンゴサーフボードにダブウェットスーツの組み合わせが時代を感じます。
ベアフットでは、この時代からミッドレングスを無意識に開発に取り組んでいたよう。
現在もパフォーマンスに特化したボードデザインはアメリカ、オーストラリアが最先端で主流です。
実は私もプロサーファーになった時に乗っていたのはアメリカ製のボードでした。
何乗っても同じだ、実力だと言われてましたが、あきらかに性能の違いを感じ、知らないシェイパー、ボードデザインを探す楽しさを知ってしまったのです。
現在、休日のベアフット前を見ると、2年前はあれだけ長く、浮力のあるサーフボードはカッコ悪いといった雰囲気でしたが、現在、浮力のあるサーフボードに乗っている人がほとんどで、面白いように変化しています。
私はある言葉が忘れられません。
プロサーファーなのに、なんでそんなボードに?
時は過ぎ、今ではミッドレングスや楽しく、乗りやすいボードが人気となりました。それが答えです。
みんなと同じになると安心するかのようです、心理とは不思議ですね。
なので、私たちは他人は気にせず、良いモノはドンドン取り入れたいと考えます。
最先端のボードはカッコイイですが、身体がついていかず、乗りこなす事は非常に困難。トレーニングが必須です。
ここ最近もミッドレングスへ移行する方向へ、サーファーを誘導していますが、いつしか自分でボードデザイン探したくなるのは当然の事。
ですが、探せば探すほど、調べるほど、迷走してる方も多数、みかけます。
ここでは割愛しますが、このブログでも何度も書いているリッターについても.....
最近、よく私がおススメする小野さんのボードは、日本でサーフボード作りがスタートした時代から何周もした経験、トッププロを育ってた経験が詰まった本物のサーフボードビルダーです。
ブランディングや派手さ無いのですが、そこは気にせずに、どんな乗り心地のサーフボードか知ってほしいと思います。
良いサーフボードは気持ちよく、楽しくさせてくれます。そして上達させてくれます。
これからもマニアックで本物のシェイパーを発掘、ご提案していきます。